今宵も話半分で…

タイガーウッズを育てた名コーチルディ・デュランに学ぶ成功を重ねる生き方

      2017/06/18

アイキャッチ
HKで放送されている「奇跡のレッスン」
毎回、各分野の名コーチを海外より招いて、子供たちのコーチになってもらう、という内容です。

タイガー・ウッズの最初のコーチであるルディ・デュランさんが、茨城県の公立校・多古中学校のゴルフ部にコーチする回がありました。

そのコーチングの内容が、ゴルフというスポーツの枠を超えて、
生き方に対しても役立つ考え方
でした。

↓↓↓↓↓ スポンサードリンク ↓↓↓↓↓

記事中アイコン矢印つき

タイガー・ウッズのゴルフ人生最初のコーチ

番組でも紹介されていましたがルディ・デュランさんは、あのタイガー・ウッズの最初のゴルフコーチです。

最近のタイガー・ウッズは警察沙汰にもなってしまったり、面影は全くありませんが、
全盛期の頃のすばらしさは、まさに最強のゴルファーでした。

そんなタイガー・ウッズの4歳から10歳、ゴールデンエイジと呼ばれる年頃にコーチしていたのが、今回のコーチのルディ・デュランさんです。

記事中アイコン

茨城県多古中学校

ルディさんが教えにやってきたのは、茨城県にある多古中学校。公立校としては珍しくゴルフ部がある学校です。

多古中学校のある多古市は、町全体でもゴルフに対して積極的で、
町ぐるみでゴルフ部を応援しているような地域です。

部員の中には全国大会に出場するような生徒もいますが、
中学校からゴルフをはじめた初心者もいるなど、レベルはさまざま。

そんな生徒たちに対して、ルディさんがまず教えたのが、

ライブラリー(=記憶)

という考え方です。

記事中アイコン

よい記憶だけを残す

まず最初にルディさんが生徒たちに渡したのは、1冊のなんの変哲もない小さいノート。
なにも書かれていないそのノートに、自分がプレーしたときに感じたよい記憶だけを
書き留めていく
ように言いました。

ぼくたちはどうしても、うまくいかなかった点を、どうやってよくしていこうか考えてしまいます。

しかし、できなかったことをできるように変えるというのは、いわば大きな変化が必要になることです。

人の脳は大きな変化を嫌います。
変化しない方が、楽だからです。脳は楽しようとします。

変化をさせまいとするのは大脳辺縁系の仕業らしいですが、
大きな変化であればあるほど、大脳辺縁系が働いて変化させないように仕向けるのです。

だから習慣を変えたりするときは、なるべく小さな変化から始めてみるのがコツではありますが、
そのあたりの話はいったん置いといて、

ルディさんはそんな、できなかったことは忘れてしまえと言います。
できた記憶だけをとにかく貯めていくこと。

何回かやれば1回くらいはうまくできるものです。
そのうまくいった記憶をなるべくたくさん貯めて、たくさん呼び出せるようにすればうまくいく回数も当然増えます。

記事中アイコン

日常にも応用できるライブラリー

これって、スポーツに限ることないですよね。

ダイエットしたい、あんな悪習慣を直したい。

そんな目標があった時に、すぐに直すのは難しい。でもうまくいくときもある。
そのうまくいったときの感情や気持ち、気づいたことを覚えておいて、
次もそれを再現すればうまくいく可能性は高まります。

失敗したら、次やればいいんです。

よい記憶が思い出せなかったらノートに書いてあるのを見ればいいんです。
そのためのノート。それがライブラリーです。

カラーバス効果

よい記憶を集めたライブラリーの効果は、心理学的に言うとカラーバス効果がありそうです。

カラーバス効果とは、「自分が意識しているものほど、それに関する情報に自分が気づきやすい」というもの。

よいところをノートに書こうと思うと、自分のよいところに気付きやすくなるんですね。

1週間で自分を生き返らせる方法として有名になったライフハック・three good thingsも同じです。

夜、その日1日を振り返り、その日起きたよかったことを3つ書き出すこの方法は、
1日の終わりによいことを思い出すことによって、よい1日だったと思いやすくする「終わりよければすべてよし」的な効果もありますが、
それとは別の効果も期待できます。

よかったことを書こうと思っていると、日中も良いものを探そうとしているんですね。

そうすると、なんだかよいものに気付きやすくなるんですね。
まさにカラーバス効果です。

ルディさんのノートの使い方も、こんな効果があると思われます。

最初はネガティブなことしか思いつかず、ノートになにも書けなかった生徒も、
徐々に良かった点を見つけられるようになって、
ノートに書き込めるようになっていったんです。

さらにノートというアナログな道具を使っているところも注目です。

プレー中にも気づいたことをすぐに書き込めるように、小さい普通のノートを使っていたのですが、
書き込むだけならスマホでもなんでもいいはず。

でも、ノートだからいいんです。
メンタリストのDaiGoさんが以前紹介していた方法を思い出しました。

ノートって、書き込まれていないと、空白のままですよね。

人は空間や隙間があると埋めていきたくなってしまう性分があります。

だから空白や、書かれていないページがが見ただけでわかるアナログなノートがいいんです。
その空白を埋めることをしていきたくなるわけです。

さらに書き込むペンが、インクの残量が目に見えるものだったら最高ですね。
インクの量が減っていくことが目に見えてわかると、自分が努力しているやっている感がはっきりとわかります

これは継続するモチベーションにつながるんですね。

そんないいとこ尽くしのルディさんの良い記憶を貯めるノート。
でもルディさんのアイデアはそれだけじゃないんです。

記事中アイコン

成功の円

ルディさんの指導は続きます。

良い記憶を貯めるライブラリーを作るために、まずはDecide(決断)しなさい、とルディさんは言います。

ゴルフで言うと、頭を動かさないようにして打つ、とか、フォロースウィングをしっかり取る、とか
自分がなにを意識してプレーしようと思っているのかを決めなさい、というのがDecide(決断)するということです。

Decide(決断)するときの注意点があります。

それは、

自分がコントロールできることかどうか

です。

頭を動かさなかったり、フォロースウィングをしっかりとるだったりは、自分の体を意識して動かすことなので、
自分でコントロール可能な決断です。

でも、打ったボールをカップに寄せる、とか、バーディをとる、とかは、
芝の状態も関わってくるだろうし、風などの天候も大きく関係してきそうです。

そういった自分でコントロールできる部分が少ないものは決断にはいれません。

そのDecide(決断)をCommit(宣言)します。

自分がコントロールできる範囲で何をやろうとするのか決めて、それをはっきりさせて、そしてプレーに臨みます。
プレーのことをルディさんはAthleteと呼んでいました。

そして、自分のCommit(宣言)したものができたら、そのできたことを自分で覚えて(Save(保存))して、
それをライブラリーに記録していきます。

そうやって自分ができたよい記憶だけを貯めていく一連の流れを成功の円と呼んでいました。

記事中アイコン

成功の円も日常生活に応用できる

自分でコントロール可能な範囲で、自分の立てた目標、それができたかどうかが大切で、
そのできた記憶を増やしていこうというのが、ルディさん流のやりかたです。

スポーツ以外でも、この考え方は使えると思います。

世の中なんて、人生なんて、自分でコントロールできないことは山ほどあります。

そのコントロールできない部分の影響によって、できたできないなど結果が生じるかと思いますが、
そもそもコントロールできない部分なので、そこは気にしない。

結局、コントロールできないところは、どうなってもコントロールできないですから。

だとしたら、コントロールできないものによる影響によってでた結果に一喜一憂して
モチベーションを下げるなんて自分の成長の時間の無駄です。

自分のコントロールできる範囲で、しっかり自分を成長させていく、そんなことがルディさんの成功の円からは学べます。

記事中アイコン

パーソナルパー

そんな考えの持ち主のルディさんは、ゴルフのパーに対する考え方もひと味違いました。
それがパーソナルパーという考え方。

ルディさんいわく、パーとはゴルフの上級者が、「グリーンオンさせることのできる打数+グリーン上で打つ2打」分の打数で決まっているとのことでした。

2打でグリーンオンできるホールなら、グリーン上での2打を足して、パー4ということですね。

つまり、2打でグリーンオンできない人にとって、パー4は高すぎる目標ということになります。

その考えをもとにして作られたのがパーソナルパーです。

自分の実力に合わせて、3打でグリーンオンさせることのできる距離のホールだったらパー5、4打だったらパー6とする。
というのがパーソナルパーのルールです。

この考えでプレーした子供たちは、打った総打数は変わりませんが、スコアが上昇しました。
パーソナルパー計算だと、イーブンで回れるようになるからです。

これももちろん、成功体験のひとつになりますが、
このパーソナルパーという考え方がおもしろいのは、他人の基準を自分に適用する必要はないということです。

人が作った基準をベースに考えてしまうと、それができるできないで、
自分の評価が決まってしまいます。

でも、他者の評価基準が、必ずしも自分にマッチしているとは限りません。
むしろ、マッチしていることの方が限りなく少ないです。

自分が成長するために必要なのは、以前の自分との比較です。
他人とではありません。

他人の基準で自分を測ると、自然と他者との比較になってしまい
本当に大切な自分との比較がわからなくなります。

そのネガを取り払うのが、パーソナルパーという考え方でした。

基準は、いまの自分です。

いまの自分より、ちょっとでもよくなれば、それが成長の証です。
他人が決めた基準では、そのちょっとよくなるは測れません。

記事中アイコン

6段階評価

自分に対する評価も、独自の方法をルディさんは採用していました。

それが、6段階評価

Decide(決断)して、Commit(宣言)したことを自分ができたかどうかを
「最高」「よい」「まだ大丈夫」「ぎりぎりセーフ」「悪い」「最悪」
の6段階で評価してみよう
、というものです。

合格ラインは「ぎりぎりセーフ」です。

「ぎりぎりセーフ」は「まだ取り返しのつくことができる」段階です。

ゴルフはカップインまで何打も必要とするスポーツです。
うまくいかなかったとしても「ぎりぎりセーフ」であれば、
次のショットで持ち直すことが可能です。

そのための練習も子供たちは取り組んでいました。

セカンドショットを自分が考える「ぎりぎりセーフ」の位置から打ってみる、というものです。

「ぎりぎりセーフ」と思うところから挽回できるように練習して、
その「ぎりぎりセーフ」な範囲がどんどん広がれば、「悪い」や「最悪」になることがどんどん減っていきます。

そして自分で思うよりも意外と「ぎりぎりセーフ」なシーンは多いものです。

人生でも、いいのか悪いのかぎりぎり微妙ななことってあると思います。

そこで、だめだとネガティブになって諦めてしまうか、まだ「ぎりぎりセーフ」だから
次で挽回できると思うかで、結果は大きく変わります。

「ぎりぎりセーフ」はいわば、ちょっとだけいい状態やちょっとだけできた状態、です。

ちょっと悪いことを放置したり、繰り返したり、目を背けたりしていると
気づいたら手が付けられないような状態になってしまうことがあるのを、ぼくたちは知っています。

その逆で、ちょっといいことを積み重ねていくと、
自分でも想像しなかったくらいの成長や成功につながるのです

それを実現する方法が、6段階評価法であり、「ぎりぎりセーフ」の考え方なのです。

記事中アイコン

名コーチは、プレーを教えるのではなく、プレーから学べるようになる考え方を教える

番組内では、ゴルフコーチであるルディさんが、中学生ゴルファーの上達のために教える内容なので
もちろんゴルフ指導なのですが、
そのルディさんのコーチングの考え方は、ゴルフ以外にも流用することができる考え方だと思いました。

この「奇跡のレッスン」のほかの回に登場するほかのコーチも同様ですが、
プレーの型を教えるのではなく、自分が上達するためにはどうすればいいのか学べるようなコーチングをするのが
毎回印象的です。

教わっている子供たちはもちろん、その教わっている様子を見ている先生や親御さんの
勉強にもなっているのがよくわかり、そして番組を見ているぼくのような人にも刺激になる良い番組なので、
是非機会があったらご覧になっていただければと思います。

↓↓↓↓↓ スポンサードリンク ↓↓↓↓↓

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で

 - こんなモノに出会った, 世界は奇跡で満ちている