NHK『奇跡のレッスン アート編』人は1週間で変われる

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回、海外から「最強コーチ」を招いて、子供たちを1週間コーチするNHKのドキュメンタリー「奇跡のレッスン」。

どの放送回も独特なコーチの指導法に、見所十分なのですが、今回のアート編も子供のみならず大人のぼくたちにも含蓄ある言葉がたくさんありました。

人は、1週間で変われるんです。子供も、もちろん大人も。

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「奇跡のレッスン アート編」シルバーナ・スペラーチャ先生

野球やサッカーなどスポーツのコーチが指導していましたが、今回ははじめての文化系コーチ。

勝ち負けどころか成功も失敗もないようなアートのコーチ。

それだけでもどんなことを指導するのか気になります。

アートをコーチするのは、シルバーナ・スペラーチャさん。

シルバーナ・スペラーチャさんは、イタリアの天才アーティスト、ブルーノ・ムナーリが晩年に開発した教育メソッド「ムナーリ・メソッド」を受け継いだコーチです。

技術ではなく、自由な発想や想像力を生み出すにはどうすべきかを子供達に教えました。

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単純なもので違いを出せれば、創造は無限に広がる

シルバーナ・スペラーチャさんが最初に取り組ませたのは、
点と線を描くこと。

絵筆を自由に使って、同じ絵筆でも全く違う点と線を描かせました。

弱くタッチするように描いた点と強く叩きつけるように絵筆を使った点は違ってきます。

そーっと線を描くのと筆をクルクル回転させて描いが線は、また違います。

1本の絵筆を使って描いた点や線も使い方を自由に変えれば、同じものは一つとして描かれない。
シルバーナ先生は、自らも手本を見せながら子供達に、使い方次第で結果が変わることを経験させていきます。

点や線を描くことは、絵を描くときの一番単純な要素です。
その単純な点と線で違いが生み出せれば、その先に創造されるものは無限に作ることができます

点はこう、線はこれ、と画一的になることを見直すこと。
それは、創造力を引き出す基本でした。

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自分以外の可能性が、自分の可能性を引き出す

紙に描いかれた点と線の絵のカタログを作るようコーチするシルバーナ先生。

子供たちは、自分のお気に入りの点や線をハサミでカットして一冊のノートに貼り付けていきます。

自分の描いた点や線で足りない時は、友達が描いた点や線も使ってノートを完成させました。

自分では描けなかったものも使って、自分のお気に入りのノートを作り出します

完成したノートは展示して、誰の作ったのノートが面白いかの鑑賞会。
みんなのノートを見比べる眼差しは真剣そのものだったのが印象的でした。

自分1人のアイデアや創造では作りきれなかったものも、
人の力を借りれば、形になる

経験することが次に繋がると考えると、たとえ人の力だったとしても
自分で活用できる形にアレンジして使うことで、
次の機会への力とする。

そんなコーチングでした。

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みんなの力を自分の力に、自分の力をみんなの力に

道端にある草を触り、匂いを嗅ぎ、よく観察することで、ただ草を描くだけでもまったく違う絵を描くようになった子供たち。

そんな子供たちにシルバーナ先生はさらに新しいことを経験させます。

草の絵を描いている途中での席替えです。

他の子供が描いていた草の続きを描いていく。
みんなの力でできたものに、さらに自分の力をプラスすることで、
自分の中だけでは生み出すことのできなかった作品を作っていく子供たち。

すると、どうでしょう?

ひとりで描いていたのとはまた違った雰囲気の草や植物がどんどん生まれてきました。

それはまさにみんなの力を自分のものにし、また自分の力もみんなによってさらに生かされる瞬間でした。

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常識・偏見・先入観を見つめ直して広い視野を得る

画用紙をビリビリに破いていくシルバーナ先生。

今度のキャンパスはこの形が決まっていない破られた紙です。

十分に自由な発想を刺激されている子供たちは、こんな不定形な形の紙にも怯みません。

紙の特徴を生かして、自由な発想で、素晴らしい作品を生み出していきます。

三角形の紙型を生かした富士山や、穴を生かした人の顔など
四角いキャンパスでは作れない自由な絵を描きあげていました

知らず知らずのうちに型にはまっていないだろうか?
それによって、想像力を殺してしまっていないだろうか?

思わずそんなことを考えてしまうレッスンでした。

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1週間で人は変わる

アートに限らずどんなことにも言えると思いますが、
教えられただけでは、身につきません。

教わったことをやってみる。
そこで初めて自分のものになるんですね。

1週間あれば人は変わる。変わらないのは、やり方がまちがっているだけなんだ。

子供たちが1週間で変わっていく様子を見ると、
自分だってと、そう思わざるを得ないのが「奇跡のレッスン」の素晴らしいところだと思いました。

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