JAXAの閉鎖環境訓練バイト。気になる閉鎖環境施設内が見られる動画ありました

2016年11月6日

Photo:JAXA By:fumi

Photo:JAXA By fumi

宙高級研究開発機構JAXAが、閉鎖環境適応訓練設備を用いた有人閉鎖環境滞在試験の被験者を募集しています。

筑波宇宙センター内にある閉鎖環境設備の中で、13泊14日の間滞在。
長期間閉鎖環境で暮らす中で起きる、心の動きを調べる研究へ参加することができます。

この閉鎖環境訓練、漫画「宇宙兄弟」の中でも登場し有名になりました。

宇宙飛行士になる際にある本当の訓練として、宇宙飛行士に憧れる人にとっては是非とも体験したいものなんじゃないでしょうか。

募集倍率は、なんと550倍!

JAXAによる閉鎖環境訓練の被験者募集は、今回で3回目。

第1回、第2回ともに被験者募集は大好評だったようで、前回の倍率は550倍だったとの噂もあります。

宇宙飛行士と同じ空間で、2週間もいろいろな研究を受けられるということで、宇宙に興味がある人からはもちろん、魅力的なのはその協力費。

2週間の滞在で、なんと38万円の協力費をいただけるとか。

2週間もの間、閉鎖環境で過ごすというのは、思いの外大変そうな気もしますが、協力費でこんなにもらえるのだとしたらちょっとやってみたい気にもなりますね。

スポンサードリンク

閉鎖環境ってどんなところ?

そもそも閉鎖環境ってどんなところなんでしょう?

「宇宙兄弟」の中に登場してくる絵でも、多少はわかりますが、閉鎖環境の中にカメラが入った映像があります。

それがタウンワーク宇宙バイト。

宇宙に関するバイト体験を映像化したシリーズ物で、第2弾が閉鎖環境内でバイトをする様子をおさめた映像になっています。
その名も激レア宇宙バイト第2弾 閉鎖環境訓練レポート

設備は、大型バス1台分ほどの大きさの円筒形の2棟でできています。
ふたつの棟は細い通路で繋がっていて、出口はひとつだけ。その出口は銀行の金庫を閉じるような分厚い扉がついており、研究が始まると外から閉じられてしまいます。

中からは開けられないようになっているようで、一度中に入ってしまうと、外部からは隔離されます。

8人で入ると結構狭そうで、しかもなんにもなさそうなスペースに見えます。
この空間に、私物も持ち込めず2週間も閉じ込められると思うと、想像以上にしんどそうな気がしますが。。。

宇宙飛行士最終選抜試験仕様

今回の募集は、宇宙飛行士を選抜するためのものではありませんが、この閉鎖環境施設は本当の宇宙飛行士最終選抜試験で使われているものです。

宇宙マニアにはたまらないですね、これは。

閉鎖環境施設は、常に死と隣り合わせで活動しないとならない宇宙ステーションなどを想定して造られたもので、そんな閉鎖的な環境に置かれた時に生じるストレスなどを研究することが今回の募集の目的です。

閉鎖環境で課題に挑戦

閉鎖環境内で被験者はのんびり2週間過ごすわけではありません。数々の課題をこなしながらストレスフルな毎日を過ごしていくことになります。

どんな課題があるのでしょうか?

今回の募集で課される課題は発表されていないのでわかりませんが、有名な課題に「ホワイトパズル」というものがあります。

「宇宙兄弟」でも取り上げられたこの課題は、知っている人も多いのではないかと思います。

144ピースの何も書かれていない、ただただ真っ白なジグソーパズルを3時間以内に完成させるのが「ホワイトパズル」の課題です。

集中力や忍耐力が試されますね。ホワイトパズルは市販もされているので、自分の家でもやってみることができます。

普段の環境でやっても難しいですし、できあがっても結局真っ白という達成感のなさ。
それを閉鎖環境の中でやるのですから相当イライラしそうです。

「ホワイトパズル」は1998年の宇宙飛行士選抜試験でも課題として出されたようですが、完成できた候補者はいなかったようです。

ほかにも毎日1時間「千羽鶴を折る」だけの課題だったり、「ISSで暮らす宇宙飛行士の”心を癒す”ロボットを作る」という課題だったりが実際の試験では出されたようです。

課題に取り掛かっている間、管制室からは難癖に近いダメ出しをされたりするようで、イライラはさらに増すことになるようです。

こういったダメ出しも、宇宙飛行士の適性を見抜くために必要なもののようなので、今回被験者として協力したとしたら、同じようにダメ出しされるかもしれませんね。

宇宙飛行士選抜試験については、柳川孝二「宇宙飛行士という仕事 選抜試験からミッションの全容まで」に詳しいです。

募集締め切り間近!

実際の宇宙飛行士選抜試験よりも倍近く長い2週間という設定の今回の募集。

どんなストレスフルな課題が出されるのか想像つきませんが、それでも38万円の協力費目指して頑張ろうと思うなら、
応募専用のwebページから申し込むことができるようです。
募集は10月26日までと締め切りが近いので、興味のある方は急いで応募しましょう。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で

PAGE TOP