イライラしないにはルールが必要

Photo:Zen By:squesada70

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どんなに穏やかに暮らそうと思っていても、人と関わっている以上、
ちょっとしたことから湧き上がってしまう怒りやイライラ。
『怒らない禅の作法』(枡野俊明/河出書房新社)には、そんな日常的な
イライラから解放されるヒントが書かれているのですが…


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怒りが生まれるメカニズムとは

誰しも忙しかったり、生活に余裕がなかったりすると、心のゆとりがなくなって
イライラしたり怒りっぽくなったりすると思いますが、
この本によると、怒りの仕組みはそうではないらしいのです。

怒りは、わたしたちが「考える」から生まれるのです。

『怒らない禅の作法』

怒りを覚えそうな言葉や行為に受けて、それを頭で考えるから
いわゆる「頭に来る」状態になって、イライラや怒りが生まれるということのようです。
なんとかして怒りを覚えさせた相手を言い負かしてやろうとか思うと
さらにイライラしてしまいます。
頭で考えるから怒りが生まれるとは、そういった行為や言葉を
自分がどうとらえるかで決まるということでしょうか。

「考えない」という鎮静法

考えるから怒りが生まれるのならば、怒りを鎮める方法はひとつです。
作者の枡野さんは「考えないこと」を解決法として提案しています。
でも、まったく考えないで暮らしていくことは当然のことながら無理なので
気持ちを切り換える習慣をつけることがよいと言っています。
例えば、場所を移動するときに気持ちの切り替えを行う、などです。
仕事で怒りたくなることがあったとして、勤務先の駅を出たら
仕事でのことはスパッと忘れるといったルールを作ってしまうことで
気持ちの切り替えのきっかけとするということです。
枡野さんは、気持ちを切り換える場所のことを「結界」と書かれていました。
自分なりの結界を作り、ルールを決めることで気持ちの切り換えを行うクセをつけようということですね

結界は「場所」でなくてもいい

この本を読んで、結界の作り方はなにも場所に限らなくてもよいと思いました。
気持ちの切り換えを行えるきっかけを作ればよいだけですから。
スポーツ選手が試合前に音楽を聴くのも、気持ちにスイッチを入れるために
音楽を聴いているという選手がたくさんいます。
サッカー日本代表の長谷部選手はミスチルの曲を会場入りする際には必ず聴くそうです。
もうその曲を聴き終わったら臨戦態勢になるように自分で自分に仕込んでおくんですね。
イチローが毎回打席に入る前にする動作が同じことも有名です。
試合するグラウンドが変わろうとも、試合時間が変わろうともどんな状況でも
同じ動作をすることで、いつものプレーが発揮できるように準備するわけです。

ルーティンワークにしておくことが大切

場所を移動するにせよ、音楽を聴くにせよ、大切なのは毎回同じきっかけにしておくことです。
「この動作をしたら自分の気持ちはこうなる」っていうように
必ず起こる化学反応みたいにしておかなければいけませんから。

相手のイライラが伝播する!?

自分はイライラしていなくても、イライラしている相手の気持ちが
こっちに移ってきてしまう時もあります。
単純にイライラしている相手が無粋な態度をこちらに向けることもあります。
そんなときは「相手の気持ちは自分のものではない」というような
ルールを決めておくだけで、人の気持ちによって左右されないようにもなります。
まあ、これは考えればルールというより当たり前のことである気もしますが。
イライラの八つ当たりを受けようが、こちらの思いやりを無視してこようが、
相手のイライラは自分ではどうしようもできないですから、
合わせてイライラしたりする必要もないですからね。
もしもこの記事を読んでイライラしてしまったら…
どうか、場所を移動したりして気持ちを切り換えてくださいまし。
きょうはこんなところで試合終了。

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