「あの花」はアニメも実写も成長がテーマ

俺たちは 大人になっていく
どんどん通り過ぎる季節に 道端に咲く花も移り変わっていく
あの季節に咲いた花は なんて名前だったんだろう
小さく揺れて 触れればちくりと痛くて 
鼻を近づければ わずかに青い 日向の香りがした
次第に あの香りは薄れていく 
俺たちは 大人になっていく
だけど あの花は きっとどこかに咲き続けてる
そうだ 俺たちは いつまでも 
あの花の願いを 叶え続けていく

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」より

どうも。らいぱちです。

いろんなことが起こる人生で、
毎日毎日ぼくらは変化していて。

小さな変化もあれば、大きな変化もある。

変化が前向きであれば、それを成長と呼んだりする。

なんでそんな話しをするのかと言うと
先日「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を見て、
人の成長について思うところがあったからです。


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「あの花」ってどんな話?

「あの花」は、フジテレビ・ノイタミナで放送されていた青春アニメです。

小学生の頃に死んでしまった幼なじみ・めんまの姿が突然見えるようになった高校生・じんたん。
めんまはかつての仲間である超平和バスターズと一緒に願いを叶えてほしいと、じんたんにお願いするが、
めんまの死をきっかけにして、距離ができてしまっていた彼ら。
それぞれが抱えるめんまへの複雑な思いの狭間で、かつてのように手を取り合って願いを
叶えることができない彼らであったが、それぞれの過去を乗り越えて、めんまの願いを叶えようとする

そんなお話です。

ノイタミナで放送されていたのが、2011年4月。
先日、そのダイジェスト版となる特別編と実写版が放送され、
作品中に出てくる秘密基地やノスタルジー感じる秩父が舞台になっているなど
幅広い世代が共感できる「泣けるアニメ」として人気を博しました。

子どもから大人への変化

人が生きる過程で大きいステップっていくつかあると思いますが、
子どもから大人になる」ステップもそのうちのひとつです。

むかしからそんな人生の過渡期には、通過儀礼と呼ばれる儀式を行って
人生の次のステージへの節目としていました。

日本だとむかしは元服(歴史の授業でしか知らないけれど)とかが
有名でしょうか。

古くさいしきたりのように見える通過儀礼ですが、
世界には厳しい成人の儀を執り行う国もあるらしく、危険を伴うものも多くあります。
それくらい子どもから大人になるには、乗り越えるべきものが必要ということなんだと思います。

そう言った意味では、日本の成人式は参加するだけなので、
成人したという意識が希薄になってしまうのはしょうがないのでしょうが。

儀式としてでなく意識としての成人

実写版ドラマについては、賛否両論いろいろあると思いますが、
そもそもこの話しって、通過儀礼の話しだと思うんです。

主人公の少年も、その仲間も、幼い頃に失った少女の死に対して
なんらかの責任を感じて生きています。
個人個人ではその死の責任を乗り越えることができません。
ふたたび昔の仲間との絆を取り戻し、少女の「願い」という共通のハードルを乗り越えようとすることで、幼かった当時できなかったことを乗り越えます。

そんなストーリーを見て、
ぼく自身もいったいいつから大人と自覚するようになったのだろうと考えてしまいました。
はたちになった時なのか、社会人になった時なのか、大人としての責任をとらされた時なのか。

明確な通過儀礼が存在しないいま、
自分自身でいままでの経験を振り返り、自覚する必要があると感じます。

子どもから大人へのステップ

「あの花」のメンバーは、物語の最後でかくれんぼという、幼かった当時に6人みんなで遊んでいた形を借りて、
幽霊となった女の子を見送る決意をします。
幼少の頃からいままで乗り越えることができず、少女の死から成長することのできなかったそれぞれの思いは、そのかくれんぼを終わらせることで、
過去の出来事とそれにまつわる自分の気持ちを受け入れ、精神的な痛みを乗り越えることができるようになります。

子どものときに乗り越えられなかったことを、乗り越える。
これが子どもから大人になることなんだというテーマがここに込められているように思います。

冒頭の引用は、この物語の主人公である高校生・じんたんが最後に話す言葉です。
幽霊となって現れためんまの願いを叶え続けていく宣言です。
少女を失った当時では思うことすらできなかった、
少女の願いを叶えるという気持ちを抱きつつ前進していこうという意思のある想いを抱いていること、「大人」へ向かっていると自覚していること。
そんなところから、今回の一件がじんたんにとっての通過儀礼としての意味合いがあったものだとわかります。
(ほかのメンバーも少女の死を乗り越える描かれます)

そんな風にこの物語を見たとき、昔できなくていまできること、
そんなことを実感して、理解することが大人になるってことなんじゃないのかなと
感じました。

実写版ドラマについては言いたいことは多々ありますが、
アニメはもっとそれぞれのキャラクターのエピソードが丁寧に描かれているので
面白いこと請け合いです。

きょうはこんなところで、試合終了。

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